美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

乾燥7

乾燥注意報

 

【湿度が低下した乾燥状態における

火災などの災害に対する注意】

 という意味のようです

 

東京では35日連続しており

1974年以来、史上2位の異常事態のようです

 

今年の夏は異常に暑かったですから

冬は異常に寒くなると予想していましたが

温度だけでなく、湿度にも異常な変化がでていますね

 

過去の乾燥対策コラムは⇒コチラ

お時間ある方はご覧になってみてください

 

 

今回は保湿剤

医薬品に限らず、ボデークリームなども含めた

使用法のコツについて書いてみます

 

入浴ないしシャワーでは

みなさん皮膚はしっとりしますよね

でも、お風呂から出た後はどうなるでしょう

 

浴室の100%近い湿度環境から

脱衣所、リビングと

お風呂から離れるにつれ

急速に空気中の水分は減少していきます

 

冬の空気は貪欲ですね

加湿器の水蒸気や洗濯物の水分など

餌をたくさん与えてあげても

そのお腹は満たされないようです

 

そんな欲張りの乾燥空気に

折角お風呂で手に入れた水分を奪われないように

行うセキュリティー対策

 

それが保湿剤を塗るということです

 

保湿剤

このものをいつ塗るか、というタイミングが

非常に重要です

 

イヤ~ひとっ風呂浴びて

気持ちいいな~

まずはおビールをプシュッという方

同感であります

 

テレビや撮りためた番組などをあてに

ビールから他のアルコールへ

そして気がつけば、もう寝ようかな・・・

あ、保湿剤塗ってない

よしよし、ちょこっとひと塗りしてお布団へ・・・よっこらしょ

 

一応、一般的マジョリティーを

イメージしたつもりですが、僕自身の日常というのが

バレバレですね・・・

 

このタイミングは何もしないよりは良いんですが

決して良くないんです

 

脱衣所で、あるいは浴室で

水分を拭きとったら

(この時、バスタヲルで強く擦ってはいけません)

わずかに水滴が体の表面に残っていたとしても

服を着る前に塗ってしまってください

 

着替えてから塗るのではタイミング的に遅いのです

とくに入浴という行為は

皮膚に大量の水分をおぎなうことができますが

 

入浴後の

水分の蒸発スピード

失う水分量は尋常ではありません

 

入浴30分後ではむしろ

入浴前より皮膚の水分量は減少しているのです

 

ですから

お風呂でゲットした水分を

蒸発させないよう

一刻も早く保湿剤で封じ込めるのが

非常に重要なのです