美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

ピアス4

ピアスの孔にできるしこり

 

これは主に2つです

ケロイド

アテローム

このどちらかがほとんどです

 

民主・自民2代政党のような感じでしょうか

その他野党もありますが、ほぼどちらかですね

(喩のイメージが分かりにくいですね、恐縮です)

 

ケロイドは体質的要因が大きく関与していますので

万人に共通した発生率ではありません

 

一方、アテローム=粉瘤は誰でも簡単に発症してしまいます

そのため、粉瘤をみる機会の方が断然多いです

 

粉瘤が出来上がる仕組み

生い立ちは下記のようなイマジネーションであります

 

ピアスホールというのは、皮膚=カワという建築材料を使って

内側の壁に、レンガを敷き詰める様に

あるいは

表面をピッチリとコーティング・ペンキ塗りする様に

皮膚で覆って、作られたトンネルです

 

そのトンネルは化膿、炎症など様々な原因・事故により

落盤して、通行止めになってしまいます

特に、若かりし日々に独力で突貫工事を

した人などに良く見られます

 

この落盤事故・通行止め、となってしまう

事故の起き方

が非常に重要なポイントになります

 

全長数メートルあるいは数キロメートル

様々な長さのトンネルがあります

我が故郷群馬県には日本一短い鉄道トンネルがあります

(注:蛇足です)

そのようなトンネルには出口と入口の二つが必ずありますね

 

天変地異・驚天動地

暴風・地震・落雷・洪水などが発生しました!

 

トンネルすべてが落盤、完全に崩壊し

隙間なくペチャンコになってくれれば問題はありません

 

入口や出口など長い道程の始まりや終わり

あるいは

その両方が瓦礫により通行止めになってしまう

この様なパターンの

天災が起きた場合が些か厄介です

 

ピアスホールというトンネルは

皮膚という特殊な建材でできています

皮膚という建材は、コンクリートなど一般的な建材と

比較すると

非常に特異な性質を持っています

 

~新陳代謝~

これが日々行われています

 

出入り口を失ってもなお、トンネル内の皮膚は代謝し

新しい皮膚をどんどん作っています

これが内部に貯まってしまい生じるのが

アテロームという状態です

 

予防は落盤・事故を防ぐことに尽きますが

発生してしまった場合は

出入り口に積もったガレキを除去し、再開通させるか

トンネルをすべて取り壊す=切除

 

という選択に迫れる場合があります