美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

自己多血小板血漿療法 PRP2

血液は大きく分けて

 

赤血球:酸素の運び屋

白血球・リンパ:バイ菌に対する兵隊

血しょう:水分・栄養素などの運び屋

血小板:?

 

血小板は普段体内を循環中は大きな役割はありません。

ケガをした時にその力を発揮します。

 

体外あるいは血管外に血液が漏れ始めると

それを阻止すべく、止血が始まります。

 

最初に血を止めるのは血しょう成分と血小板の作用です。

たとえば膝をすりむく

血が出る。

そのうちに、血はとまり

かさぶたができる。

 

このかさぶたはまさに血小板の集まりです。

かさぶたができると、かさぶたの下で、傷は治癒します。

細胞が再生するのです。

 

血小板は、集まって集合・合体することにより、

はじめて活性化し真価を発揮するのです。

活性化した血小板は各種サイトカインと呼ばれる物質

を放出することが分かっています。

 

このサイトカインの作用により、各種の細胞を復元、修理する

反応が起こり、細胞の再生が生じます。

 

このサイトカイン(成長因子とも言います)を利用したのが、

この自己多血小板血漿療法です。

血液を特殊な試験管に採取し、遠心分離機により、

血小板だけを、凝縮し取り出します。

凝縮・濃縮された血小板は、まさにかさぶたを

作ろうとする状況と酷似しています。

そのまま数分放っておくと、本当に固まります。

そのため、固まってしまう前に、

目的の場所へこの濃縮血小板(PRP)を

注入するのです。そして、活性化した血小板が、

注入部位の皮膚の中で、細胞を再生させるサイトカインを

放出し、新たにコラーゲンや、皮膚細胞を修復することで

若返りを図るというのが狙い・カラクリです。