美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
皮脂
あぶらです。
乾燥のブログでもふれましたが、
皮脂自体は、落としたほうがいい汚れに近いもの
である一方、皮膚のバリアを担う重要な成分です。
しかし、毛穴の狭くなった状況になると
皮脂分泌はスムーズではなくなり、白ニキビができる。
適度に皮脂膜が形成された状態であれば、
皮脂はそれ以上作らなくてもいいんですが、
世の中、親切な人、勝手な人、そして
おせっかいな人など個性は人それぞれですから
皮脂をたくさん作る人もいますね。
皮脂分泌を盛んにするおもな原因は
男性ホルモンです。
男女とも性ホルモンはそれぞれ
釣り合ったバランスのもとに持っています。
その天秤が様々な要因で、傾いたりすると
皮脂腺への刺激となり、分泌が活発になります。
そのバランスをおかしくするのは、
ストレス、睡眠不足、疲れ、生理などなどです。
今から20年ほど前までは、ストレスそのものの
概念すらない時代でしたから、
ストレス・・・
これまた非常に便利な言葉で、
この人のせいにすれば、たいていのことは
丸くおさまってしまう、便利屋さんですね。
また脱線しましたので本題へ、
主要原因がホルモンですから、
ピルなどのホルモン剤の内服で
皮脂分泌は劇的に制御され、ニキビはできにくくなります。
しかし、性周期あるいは、
女らしさ、男らしさを形作るのが性ホルモンですから、
性ホルモン剤の内服は、さまざまな副作用を生じます。
ですから、ホルモン剤以外で、
皮脂腺に対して、その働きを整える作用のあるものを
使って対処したいですね。
ホルモン以外の有効な手段
それはビタミン剤です。
特にB2、B6は皮脂分泌を調整してくれます。
サプリメントですが、ニキビという病気にたいして
保険適応になっているくらい効果の認められた手段です。
実はビタミンB群は十数種類あり、Bコンプレックス
と言われており、互いに助け合うことで
最も効率よく機能しますので、
Bコンプレックスを摂った上で、
B2B6も多めにとると、効率がさらにアップします。