美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
先日雪が降りましたね
都内も結構つもりました
と言っても朝方だけで、出勤には影響ありませんでした。
それにしてもまだまだ寒いですね
夜は殊更冷えます
しかし今朝の日差しは眩しく
春の訪れがゆっくりと近づいているのを感じました。
マフラーもいらなかったですね
さて扁平母斑ですが
茶色く見える原因はメラニン色素が増えていることで、
例のメラノサイトが原因です。
扁平母斑においては
メラニン色素自体は確実に増加しているわけですが
メラノサイトの数が増えている
メラノサイトの数は変わらないが、活性が上がっている
この2つの見解・状態があります。
レーザー治療で
メラニン色素(製品)は除去できますが
通常の治療ではメラノサイト(工場)は壊れません。
太田母斑では、
異常なメラノサイト(真皮メラノサイト)を破壊しますが
真皮メラノサイトは正常な表皮メラノサイトとは
構造が異なるので、
レーザーで破壊することができます。
たとえるなら
表皮メラノサイト=工業地帯で昼夜稼動する巨大な工場
真皮メラノサイト=小さな町工場
といった感じでしょうか
レーザーという強力な破壊行為
大災害・ハリケーンにどちらが耐えられるか
という感じかもしれません。
扁平母斑のメラノサイトは
表皮メラノサイトですが、前述のように
活発あるいは数が増えています。
レーザー治療によりメラニンは減りますが
工場はそのままのため、またすぐに
製品が作られ再発
完全に元に戻ってしまいます。
しかし、治療の難しい扁平母斑の中でも
治療に反応するタイプもあります
工場での生産が減ったのか
工場自体が減ったのか
治療に反応するのはごく一部という
難しい扁平母斑ですが
未治療の方はテスト照射から行ってみたほうが良い
と思います。