美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
2種類の汗腺
アポクリン汗腺はホルモン系の特殊な汗
エクリン汗腺は体温調節など普通の汗
もちろん相互に協力
作用していますが大まかにそのような特性があります。
どちらも本来無臭ですが、
常在菌という排除できない要因により、においが発生するため
だれしも、汗臭くなるわけですが
この2種類の汗腺の違いは支配する領域、分布のほか
中身の成分にも違いがあります。
においに関して
アポクリン腺は一種のフェロモンという考えもあり
水分のほか、アミノ酸などのタンパク質・有機物が
エクリン汗腺の汁に比べて、多くなっています。
タンパク質・有機物の量が多い結果
常在菌による分解のあとに
出てくる、排泄・老廃物が多くなる。
そのため、においの量も増えるのです。
その結果、犬のような嗅覚がない普通の感覚でも
感じ取れる匂いとして、認識されるようになるわけです。
この2つの汗腺は
万人が等しく持っており、片方しかもっていないという人はいません
つまり、だれしもワキガと言われるような
状況・状態になるポテンシャルは持っているのです。
しかし世の中には
全然縁のない、ピンとこない人
気になる人・・・
あると思います。
それは汗腺の活性、活発さ、元気度の度合いが違うことによります。
これはいわゆる体質で人種・民族間でも差があります。
欧米かっなどでは
ワキガというふうに特別視したり
病気扱いすることはほとんどないようです。
ほとんどの人が、その活性が活発なので気にならないんですね。
次回は解決策について
いくつか書いてみます。
少し前にワキガの手術が保険がきく、効かないと
TVで話題になったこともありましたし、
手術のことについても
少々小話をしたいと思います。