美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

乾燥6 

少し前に

乾燥、ドライスキンの原因に関して

皮膚をゴシゴシ洗いすぎないように

天然の保湿因子を

できるだけ逃さないことが大事

と書きました。

 

洗顔、入浴時に使用するボディーソープやシャンプーは

汚れを落とす洗剤です。

洗剤にはその洗浄力を高めるために

界面活性剤といふものが

含まれています。

皮膚の保湿要素を奪い去っていくのは

この界面活性剤であります。

手荒れ、手湿疹の原因のNo1 と言っても

過言ではありません。

 

できるだけ、洗剤に接触しないようにしていれば

皮膚はより健康を維持できます。

 

入浴、洗顔は致し方ないとして

そのとき以外では、

いろいろ工夫することで

皮膚の天敵:洗剤との接触は防げそうですね。

 

そこでより有効なのが

洗濯機なのです。

実は・・・洗濯後の衣類には

洗剤が残留しており、これも皮膚の乾燥、ドライスキンを

悪化させる要因となっています。

 

酵素無添加などの洗濯洗剤を使用することで

アトピー性皮膚炎の方の約60%で冬季のかゆみ・ドライスキンが

改善したというデータがあります。

さらに、最近流行りの斜めあるいは横ドラムの洗濯機の中には

洗剤ゼロコースなる機能を持つものがあります。

この洗剤ゼロコースで洗った衣類で2週間

その前後の肌を比較した試験で

アトピー性皮膚炎の90%、乾燥肌の60%に

改善を見たというデータがあります。

 

洗濯機にそんな素敵な機能がついている方はぜひ

試してみてください。

同時に洗剤排水を減らして、地球にもお財布にもエコですしね。

私のを含め

そんなブルジョワな機能がない場合には・・・

すすぎの回数を増やしたり、温水を使ったり

洗濯洗剤の使用量を減らすことで

衣類残留洗濯洗剤をふきとばして

寒い冬の夜の

乾燥の改善が期待できます。