美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

ケロイド2

やばい!!

間に合わない!! 

全力でダッシュ・・走る・・走る

風を切って、メロスの如く

 

そして、ギリギリ目的地に、間に合って

セーフ・・・

あ~疲れたぁぁ、はぁ、はぁ。。。

 

というエピソードは誰にも経験があるでしょう。

 

また

こういう全力疾走中に足がもつれて、

ズザァー、膝の小僧さんをガッツリ擦りむいた

という経験も皆さんお持ちじゃないでしょうか?

 

生傷は、かさぶたの後

治ってキズ跡は残りません。

肉まで削げる深い傷だと、そのあとが残ることも

あります。

 

何らかの原因により、人体を構成する細胞が損傷を受けると、

その傷を治そうとする反応が生じます。

業界用語では創傷治癒と称します。

 

非常に浅い、いわゆる擦り傷では、ほとんど跡が残りませんが

深い傷では、瘢痕という傷跡が残ります。

 

手術や深い切り傷など、線状の瘢痕が

やけどや深い擦り傷等では、それと同じ形の瘢痕が生じます。

 

この瘢痕というものは、

細胞を修復する接着剤、セメントのようなものです。

 

この修復、復元作業を依頼された細胞職人の人々が

時に自らの職人魂、自己顕示欲で頑張りすぎることがあります。

本来その場所を復元・修復したら

お勤めは終了なのに、

ひたすら仕事をつづけ、細胞作品をつくってしまう。

お節介を通り越して、ありがた迷惑

たいらを通り越して、盛り上がった瘢痕を作ってしまう。

  

これがケロイドの成り立ちですが、

実は多くの場合、肥厚性瘢痕という状態が多く

厳密にはケロイドと性格を異にするものが多く含まれています。