美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

肝斑4

榊原先生の書き込みが始まりました。

どーもお久しぶりです。先生。

初回のテーマは日焼けのお話です。

そーですよねぇ、日焼けはいけませんですね。先生。

みなさんも気をつけましょう~美白ですよ~

 

僕も診察の時は、いけませんよ~

日焼けは。。。

と褐色の肌で患者さんにお話ししてます・・・

偶然僕も沖縄行きをしていまいして・・・

 

二人とも医師が黒い・・・大丈夫かしら

先生も僕も悪気はありませんので・・・

(シミ)できたらすぐ取っちゃおうという油断の産物ですかねぇ。

僕は海、先生はもっぱらゴルフで

あちゃ~・・・になってしまいます。

 

さてさて

今回はもう少し肝斑の小話をしたいと思います。

 

以前肝斑は炎症性の色素沈着と考えられていると

書きました。

 

何となく雰囲気は伝わったかなぁ

と思っていますがいかがでしょう?

 

もう少しわかりやすい例があるので、ちょと

かいてみます。

 

もっとも典型的な肝斑は

両頬に左右対称にいわゆる【くすみ】として出現します。

くすみですから、何となく

モヤモヤと色が濃いのです。

 

明らかに肌色:茶色の境界とわかる

感じはないんです。

 

しかし

もっとも典型的なタイプ

両頬の肝斑、

 

かがみを手にとって良く観察してみてください。

ほほの上あるいは目よりにある

【下まぶた】

この部分には、わりと、というかくすみはない

という人多くないですか?

 

ほほと、下まぶたとを分けて考えてみるとき

その境界、まさにそこで

くすみのあり・ナシが見分けられないでしょうか?

まるで、境界線が引かれているように・・・

 

なぜ境界線ができるのか

それは、下まぶたの皮膚は後ろ側が目玉ですから

ゴシゴシこすれないんです。

一方、頬は後ろに固い頬骨があり、

ヨーク皮膚をごりごり擦れるので、

摩擦をたくさん受ける部分と

受けない部分にはっきりとして違いが出てくるのです。

 

ひふにかかる炎症の強さの差で

こういった特徴が生まれる。

つまり、この特徴も皮膚への慢性刺激が原因

と考察される理由なのです。