美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

創傷治癒2

転んで擦りむいた

コテでヤケドした

包丁で切っちゃった・・・ナドナド

 

怪我のきっかけは様々、多種多様ですが

今回はヤケドに焦点を合わせまして

ケアのコツを書いてみます

 

コテ、料理の油、ライター、ストーブ、湯たんぽ・・・

原因は問いません、まずは冷却をしましょう

ほてる患部をジャンジャン水道水で流し、冷却します

 

すぐに病院にかかるのがベストですが

翌日以降でないと病院に行けない場合には

火照り、ひりひりがおさまるまで冷却です

 

氷枕、アイスノン、濡らしたタオルなどの使用もOKです

シップはやめましょう

接触皮膚炎、すなわち’かぶれ’を併発する危険があります

 

冷却が功を奏して水泡(水ぶくれ)にならなければ

しめたものです

1週間程度で皮がツルっと剥けて、きれいに治ります

 

水泡(水ぶくれ)ができた場合は

破らないように心がけましょう

破れて中の汁が出た場合はそっと汁を洗い流し

薄皮をその場に残すように心がけます

 

白色ワセリンでやさしく保護をして

ガーゼなどが手元にあればベストです

そっとあてておきましょう

 

初期治療は兎にも角にも冷却です

その後の治療は状態によりベストな方法が変わってきます

 

とりあえず、オ〇ナイン塗っとく

手持ちの用途不明の軟膏を付けて絆創膏で様子みる

等の処置はあまりお勧めできません

 

あとを残さず、きれいに治すためには

直後は冷却

その後はできる限り早めに受診する

 

これが最善ですね