美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

医療レーザー脱毛3

部屋に落ちている毛

浴室に抜け落ちている髪の毛・・・

1日に何百本も自然に毛は抜けています。

 

それだけ多くの毛が、無くなっていくと

すべからく、人の頭はつるピカ

になるはずですが・・・

それは、どうやらごく一部の人のみの現象のようですね

 

何故みなピカピカにならないのか・・

それは

抜けてしまっても、きちんと新しい毛が生えてきて

補充されているからです。

 

実は、毛乳頭という毛の工場はかなりの数存在していて

毛を作って、生えているのは極一部で

ほとんどが、冬眠中です。

(ここから少々妄想的誇張がありますがご了承ください)

 

たとえば、毛が自然に抜ける・・・そうすると

しばらくして新しい毛が出てきますが

同じ毛乳頭からまた毛が作られるわけではありません。

これがいわゆる一つのキーポイントでしょうか

 

前に抜けてしまった毛根、毛乳頭は冬眠に入ります。

言いかえれば、冬眠に入ってしまうため

自然に抜けてしまうんですね。

 

現役バリバリに働いた毛乳頭は冬眠に入り、

周りに待機している別の

毛乳頭が長い冬眠、引きこもり生活から目を覚まし、

その毛孔から新しい毛を作り

世に送り出します。

 

さていよいよ

レーザーによる脱毛の仕組みでありますが

前回第2話で

レーザーは黒い色素を持っている標的だけを

やっつけると書きました。

 

実は毛乳頭自体は無色透明です・・・

本人は透明なのですが

今・現在成長している毛乳頭は、

毛 という黒い衣を身に纏っているため

レーザーと言う

破壊行為により毛皮と共に焼かれてしまいます。

 

一方、裸の冬眠中の毛乳頭は

黒いものが周りにありませんので

レーザーが当たってもやっつけることはできません。

 

レーザーにより、現役の毛乳頭は

やっつけられます

豊かな自然は一時的に荒廃しますが

冬眠中の球根が次々に目覚め

また、緑豊かなジャングルを再生させます。

 

ここでまた第2回目の総攻撃を仕掛けます

また大量の木々が伐採され、緑は焼け野原にかわりますが

また眠っていた種が芽吹き、

自然を再生させます。

 

しかし何度も何度も

芽を摘んでいくうちに

元々ストックされていた種も底を突き、毛が生えてこなくなる。

 

この冬眠中の毛乳頭は

レーザーでも、針でも処理できません

冬眠している毛乳頭の

大多数が目覚めてくるのを繰り返し

やっつけていく必要があるため

脱毛治療は治療に回数がかかってしまうのであります