美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。
血管腫
血管由来の組織からなる腫瘍できものであります。
イチゴ状血管腫、クモ状血管腫、海綿状血管腫、単純性血管腫
などなど
さまざまな名前の血管腫があります。
その見た目、形態から
命名されているものが多く
皮膚表面に見えているため
外見上の問題となるほか
成長に伴って、徐々に大きくなっていくものもあり
早期から治療を開始したほうが良いもの
もあります。
上記の血管腫ではなく
時の流れにより誰しもできる血管腫があります。
老人性血管腫・・・
というものです。イヤな名前ですね・・・
この老人性血管種とはどんなものかと申しますと
1~3mm位の大きさの赤い小さな斑点で
形は丸、ないし、ゆるい四角形です。
痛くもかゆくもなく
お酒を飲んだり、体があったまって出てくるわけでもなく
ただポツネンと見えます。
押してみると一瞬赤みが引いたように見えても
すぐにジュン・ジュワ~っと赤みが見えます。
体中どこにでもできますが、
顔や首、胸元など目立つ場所に出てきて
気付く、気になる方が多いですね。
正常な毛細血管は
開いたり閉じたりしますが、このものは
開きっぱなしで閉じません。
血管が主成分の腫瘍ですから
中身は血なので赤いのです。
治療は簡単です。
ほくろ除去の要領で簡単に除去できます。
クモ状血管腫の多発は肝臓疾患との関連
老人性血管腫の多発は糖尿病との関連がある
とも言われていますので
気になるかたは一度診察うけてみられると
いいと思います。