美容を専門とし皮膚科・形成外科医として長年の経験を積んできました。長年培ってきた「経験」と「熟練の技術」そして、なによりも貴方を思う「こころ」が最新鋭の機械性能を最大限活かせるのです。

粉瘤2

コナのコブ

と書いてふんりゅうと読みます。

読んで字のごとくのできものです。

 

はて?コナ?

汗や油、脂肪、など人体を構成する要素に粉なんて

想像つきませんね。

このできものの本体・正体は

袋・・・膜です。

袋の中身は角質、汗、皮脂など

ひふの新陳代謝で生じる老廃物です。

そのふくろの中身をコナと形容したわけです。

 

袋の生地は皮膚です・・・。

 

本来、皮膚は体の表面をきっちりコーティングしています。

日曜大工でするペンキ塗りのように

厚い薄いむらがあったり、塗り忘れがあったりしません。

完璧な職人芸で

体表面をぴっちり一層覆い、新陳代謝しています。

 

この完璧なコーティングに生じた塗りムラ・・

重ね塗り・・・

その結果がこのできものの正体です。

なぜできるか・・・

原因はさまざまです。

生まれつきのほか

けが、皮膚炎、にきび、ヘルペス、水虫・・・

などなど、

何らかのダメージが皮膚に与えられると

引き続き修復作業が行われますが

時に

弘法も筆も誤り・・・

生じているのです。